大学院生インタビュー「栄養学科から大学院へ – 進学者のその後」

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Q5 : 大学院修了後の現在は?

三浦さん :

現在の会社では、食品の品質維持・管理を統括しています。お客様は、弊社の商品を、どの地域でも同じ品質で同じ商品を購入することができます。その食品の製造から流通まで、維持管理を含めた食の安全安心を担っています。入社から現在まで、4回転勤がありましたが(笑)、やりがいのある仕事です。

須長さん :

修了後は、東京都内の病院で管理栄養士として勤務しています。大学院で学んだことを、今後、どのように活かしていくか、日々考えています。

佐藤さん :

職場に変更はありません。現在は育休中です。大学院入学前は、「学会発表ができるようになりたい!」、「仕事を形に残せるようになりたい!」と思っていましたが、学会発表は2020年から年に1回以上発表することができています。大学院の研究とは違い、仕事の内容に関連した発表をしています。現在は、修士の時にやり残していた論文執筆と投稿に挑戦中です。

佐々木さん :

まだ大学院生ですが、研究が好きなので、将来的には研究員や大学教員なども視野に入れて考えていきたいと思っています。

Q6 : 研究活動を通じて感じたことは?

三浦さん :

学部時代は、必須科目に追われて目まぐるしい毎日で良く覚えていません(笑)。学部から大学院に進学するのが自分だけというのもあり、すごく寂しかったです。大学院生活では、少し時間に余裕があり、かつ他の医療職の方や社会人の方々と講義を受講する際に話す機会があるなど、それはそれで面白かったです。大学院の同級生の就職状況を聞きながら、自分の就職活動ができました。自分自身にとっては、社会人になるための準備期間として必要かつ有意義な2年間でした。

須長さん :

大学院時代は研究をすることはもちろんですが、それ以外にも多くの学びがありました。はじめにお伝えしたように、スポーツに管理栄養士として関わりたいという思いは今も続いています。将来的には博士課程へ進学して、専門性を高めていきたいと考えています。

葛西さん :

研究を社会のために行いたい・行っているという気持ちと、自分が学んで知識を得ていく楽しさを実感しています。正解がない、分からない研究活動ですが、だからこそ面白いのだと思っています。

佐藤さん :

社会人経験をしながら進学してよかった点は、現場の経験があるため、学びがより深まったことです。また、新たな知識を得て視野が広がりました。具体的には、「ヘルスリテラシー」や「ナッジ」です。こういった言葉も、大学院に進学しなければ分からない内容でした。今後は研究のみならず、学んだ知識や経験を活かして、どのように現場へアウトプットできるかということを考えながら、仕事をしていきたいと思っています。

佐々木さん :

管理栄養士として栄養学の発展のために貢献したいと強く思うようになりました。研究することや分からなかったことを明らかにすることがとても楽しいです。論文として世の中に公表できた時、それが引用された時などは、今までの努力が報われた、世の中のお役に少しでも立てたかなと思います。

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