神田 晃 教授

博士(保健学・医学)

目次

主な研究

栄養は、身体が営むことができる根源であり、マクロ栄養素からミクロ栄養素までの微細な物質代謝の機構であります。また、食事を通じた人と人との心の遣り取りで もありましょう。私達は、ときに栄養を滋養に置き換えたり、集団が健康状態か疾病 状態か(潜在性栄養素欠乏状態から高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病、 等)を決定する因子であるとしたり、心身の健康やフレイルティや認知症の予防を決定づけるものとして捉えたりします。現代の医療における特定の栄養素欠乏もまた、ベッドサイドでの栄養管理で注意すべきことでしょう。

以上のどれもが興味ある研究対象であり、人間の生活上、切っても切れない関連・関係であると私は感じます。皆さんと一緒に、この身近で深い栄養を良く考えていければ大変幸いです。

「何大栄養素という分類」

  • 三大栄養素…★質 ★質 ★質
  • 五大栄養素…+◆◆
  • 六大栄養素…+◆◆◆
  • 七大栄養素…+◆◆◆◆
  • 八大栄養素…+◆◆◆◆+水

(◆◆にあてはまる栄養素は? いつも意識しよう。今は 「マクロ栄養素」という用語も良く使われる)

マクロ栄養素があるならミクロ栄養素もある。それらは、銅、亜鉛、マンガン、セレン、コバルトなどである。
マクロ栄養素もミクロ栄養素も、人間の体の営み には欠かすことはできない。つまり栄養は、自分が食べることが必須である。

今の日本で、特定の栄養素が欠乏することは稀である。
だが、潜在性栄養素欠乏状態(marginal nutrient deficiency)はあるとされる。
潜在性栄養素欠乏状態とは、臨床的な徴候は未だみられないが、その栄養素の不足に伴い生化学的な機能に変化のみられる状態である。

栄養素欠乏症は稀といったが、現代の医療における問題は、経管栄養による特定の栄養素の欠乏が起こり得ることである。栄養学が栄養学が難しいのは、栄養素の消化、吸収、利用のされ方は個々人によって違うからである。利用効率(bioavailability)の違いの問題を常に頭におくこと。

プロフィール

学歴・経歴

  • 東京大学 医学部 保健学科卒業
  • 同 保健栄養学教室 助手
  • 株式会社東京化学同人 編集部
  • 昭和大学 医学部 公衆衛生学教室 助手、同講師、同助教授
  • 岡山大学 医学部 保健学科 教授
  • 畿央大学 大学院 健康科学研究科 教授
  • 華学園栄養専門学校 管理栄養士科 専任教員
  • 弘前大学 大学院 医学研究科 食と健康 科学講座 准教授

2022年4月春季より、青森県立保健大学 健康科学部 栄養学科 教授

保健学博士、医学博士、健康運動指導士、実践健康教育士

所属学会等

  • 日本公衆衛生学会
  • 日本衛生学会
  • 日本健康教育学会
  • 日本栄養学教育学会

趣味

現代的なリズムのダンス、カホン等打楽器とピアノ演奏、歌唱

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神田 晃(Akira Kanda)

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