【進学】佐々木 裕太郎 さん(11期生)

進学(大学院)
令和3年3月 卒業(11期生)
長野県立 木曽青峰高等学校 出身

目次

現在の所属はどちらですか?

大阪市立大学大学院 生活科学研究科 栄養機能科学研究室 修士2年 です。

なぜ全国の管理栄養士養成施設から本学栄養学科を選びましたか?

人々の健康の保持・増進のために管理栄養士の視点だけでなく、看護師・理学療法士・社会福祉士といった他職種の視点も学ぶことができるということです。ヒューマンケアには、さまざま職種の連携が重要であるという観点から、幅広い視点をもった管理栄養士になれると考え本学を選びました。

大学での4年間の思い出は?

卒業研究(実験の授業)と寮生活です。

大学に入学したときは、実験が好きというわけではなかったのですが、本学の授業がきっかけで実験(研究)にのめりこむようになりました。卒業研究は3年生後期から青森県を発つ直前までやっていましたが、とても充実した時間でした。

寮生活は、はじめての一人暮らしで不安な気持ちもありましたが、他学科の仲間との共同生活は楽しい時間でした。

大学院進学のきっかけは?

大学院進学を考え始めたのは、2年生の夏休み中です。

当時の私は、ただ何となく大学生活を送っていました。夏休みにゆっくり将来のことを考えたときに、「このままでは管理栄養士の資格を所得できても、ただ卒業して終わってしまうのではないか」という危機感を感じていたことを覚えています。そのため、栄養学を学んでいく中で何でもいいから全力で打ち込んで極めていきたいと思い、「研究」を頑張ろうと思いました。また、純粋に学生実験が楽しくて好きだったということも「研究」を選んだ理由です。

研究を頑張ると決めたものの、何をしたら良いのか具体的に分からなかったため、先生の研究室に行き、「これから研究の道で頑張りたいと思っているのですが、どうしたらいいですか?」と質問しました。それからは、学会発表に参加したり、先生の研究を見学させていただいたりしました。

大学院ではどのような研究をしていますか?

現在は、ガンの発症予防に有効な食品成分の探索とそのメカニズムの解明をテーマとした研究を行っています。

本学での学びが、今の研究にどのように生かされていますか?

卒業研究を通じて学んだ知識・技術・経験が、今の自分の土台になっているなととても感じています。実験の技術や原理などを丁寧に教えていただき、今でも実験を行うときにはとても生きています。

また、研究は楽しいときだけでなく、行き詰って辛いなと感じるときもありましたが、いつも先生は応援し続けてくれて、一緒に乗り越えてくれました。そのような経験は私にとってかけがえのないものであり、今でも私の力になってくれています。

今後の目標(進路や展望)など。

将来的には、研究者として栄養学の発展に貢献したいと思っています。そのため今後は、後期博士課程に進学し研究を続けていきます。

本学を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

管理栄養士が活躍する場は、医療・行政・福祉・学校・企業・研究などたくさんあります。本学の先生方は、どの道にも精通していますし、頑張る私たちを全力でサポートしてくださいます。みなさんも、本学に入学したら、自ら学ぶ姿勢を忘れず積極的にたくさんのことを学んでください。応援しています。

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