学校栄養職員
平成25年3月 卒業(2期生)
山形県立 山形西高等学校 出身
就職先を教えてください。
宮城県気仙沼高等学校の定時制課程に、学校栄養職員として勤務しています。1回あたり50食の給食の調理・提供を行っています。
仕事の内容を紹介してください。
栄養教育、献立作成、物資管理、衛生管理が主ですが、時折、調理補助や掃除監督等の日常的な生徒指導なども行います。
日常業務のパターン
12:45 出勤
12:50 職員打ち合わせ
13:00 食材納品(調味料等)
13:30 事務仕事
14:20 生鮮食材納品
14:45 調理員さんとの打ち合わせ
15:00 調理(調味料の計量と簡単な作業補助。デザートがある時は、デザートの調理)
16:00 事務仕事
16:45 担任会(クラス運営の打ち合わせのようなもの)
17:00 調理の仕上げ(出来上がりの確認や味見)
17:30 検食
18:00 配膳準備
18:15 配膳・生徒喫食
18:45 食堂の後片付け
19:00 翌日の大まかな確認
19:15 事務仕事(時折、授業へ参加)
20:50 掃除監督
21:10 事務仕事
21:30 勤務終了
この仕事に就いた理由を教えてください。
初めは子どもたちに指導する立場に不安があり、違う業種で就職活動を行っていました。しかし、4年時の栄養教育臨地実習で小学校に行き、実際に児童たちとふれあうことで自信をもつことがき、学校栄養職員の仕事に就きたいと思いました。
人々との接点はありますか?
調理員さんとの関わりはもちろん、学校の生徒や教職員、外部の業者さんとの関わりがあります。また、県内の栄養教諭・栄養士の集まりもあります。特に管内の栄養教諭や栄養士の方々、県内の夜間定時制高校の栄養士の方々との交流が強く、様々なことを教えていただいたり、相談にのってもらっています。
現在の仕事のやりがいを教えてください。
生徒が給食を楽しみに毎日学校に来てくれたり、美味しそうに給食を食べてくれることです。自校式の給食なので、毎日生徒の反応を直に感じることができます。また、偏食指導を通し、生徒が嫌いな食べ物を克服できたと報告してくれたときもやりがいを感じました。
大学での学びで役に立っていることはありますか?
給食経営管理実習や、栄養教育の学びがとても役に立っています。調理場にいるときには、先生の声が聞こえる気がするほどです。何度か保健の時間をいただいて授業を行いましたが、指導の原案を立てるときなど、大学での学びが役立ちました。
今後の抱負と目指す管理栄養士像を教えてください。
目指しているのは、おいしい給食を出す栄養士です。生徒にとっての一番は給食の味なので、おいしい給食を提供できれば自然と授業もうまくいくと思います。また、平成27年度から新しい食事摂取基準の運用が始まりました。日々変化していく栄養の世界に対応し、業務に反映させられるよう、向上心を忘れずに仕事に取り組んでいきます。