【保健所職員】吉田 裕子 さん(1期生)

保健所職員
平成23年3月 卒業(1期生)
青森県立 八戸東高等学校 出身

目次

就職先を教えてください。

  • 中南地域県民局 地域健康福祉部 保健総室(弘前保健所)
  • 給食委託業者で勤務後、青森県病院局で採用され、総合病院→精神科病院で勤務し、現在保健所1年目。

仕事の内容を紹介してください。

主に、フードモデルの販売に関わる受発注業務や電話対応、営業補助、営業事務が主な仕事になります。栄養士・管理栄養士を中心に「食・栄養指導」に関わる様々な職種・業種の方々と日々やり取りしており、学会や展示会での企業出展、実際に製品を使用するお客様のもとでの製品取扱説明会も行っています。

この仕事に就いた理由を教えてください。

就職試験を受けたきっかけは中途採用の募集があり周囲に薦められたことでしたが、以前から栄養や食事の面から青森県民のためになる仕事をしたいと考えており、県職員になりました。

人々との接点はありますか?

健康・栄養調査では、保健師と一緒に対象者の家庭を訪問し食事や生活習慣に関する調査をしたり、医師や薬剤師、看護師などに協力してもらい身体計測や血液検査などをしたりします。食品表示に関する指導や相談対応では、他部署や他職種と協力しそれぞれの担当部分の確認を行っています。

今後、食や栄養に関係する健康づくりの事業を担当することになれば、医師や保健師、その他の職種と連携し、それぞれの専門職の意見を取り入れながら進めることになるかと思います。

今年度は新型コロナウイルス感染症対応業務や対策でできませんでしたが、来年度以降は保健師が訪問等行っている難病や精神疾患の地域住民の方で、栄養や食事に困っている方がいれば資料の提供や訪問同行等できればと考えています。

栄養関係の業務以外では、現在新型コロナウイルス感染症対応業務があり、職種問わず保健所職員一丸となって行っています。

現在の仕事のやりがいを教えてください。

青森県の健康課題や県民の健康増進のために取り組むことができることです。

大学での学びで役に立っていることはありますか?

異動前の職場では給食で必要な書類を作成し活用する業務があり、現在は特定給食施設等栄養管理指導という給食施設を訪問し栄養・給食管理状況を確認し必要に応じて指導や助言をする業務を行っています。給食で必要な書類を作成する目的や作成方法、活用方法、評価方法など学んだことが役に立っています。

保健所や保健センターへの実習の前には、基礎的な知識を確実なものにするため、先生が講義内容から何個かランダムで質問し、学生が回答するという一対一の面接試験がありました。必死で勉強した記憶があります。行政栄養士が関係する法律や健康・栄養調査、食事摂取基準などの知識が現在の業務には必要であり、役に立っています。

今後の抱負と目指す管理栄養士像を教えてください。

青森県民が健康に長生きできるように、管理栄養士の立場で栄養や食生活に関する課題や健康増進のための取り組みを行っていきたいです。

本学を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

大学では素敵な仲間や先生と出会い、充実した大学生活を送ることができました。県内出身の私にとっては、県内出身者が多く安心感がありました。

1年生から他学科との授業があり、将来他の職種と関わっていくための基礎を学ぶことができました。栄養学科は約30人と少人数ですが、その分細やかな対応を受けることができると思います。

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