資格・免許の取得

現況の国家試験の傾向や内容、他大学の動向などを調査。学生中心の国家試験対策をコンセプトに、模試選定や勉強方法など、教員と学生が協同して打ち合わせを進め、学生主導で決定しながら、国家試験に取り組んでいます。

栄養学科で取得可能な資格・免許

管理栄養士 【国家試験受験資格】

管理栄養士は、厚生労働省の免許を受けて、健康の保持増進や、疾病の治癒・増悪防止のために必要な栄養指導を行います。また、大規模給食施設において、給食の管理やスタッフへの指導を行います。

栄養学科の卒業に必要な単位を修得し、管理栄養士国家試験に合格すると取得可能です。

栄養士

管理栄養士が厚生労働大臣の免許を受けるのに対して、栄養士は都道府県知事の免許を受けて業務に従事します。献立作成などの給食管理を中心に業務を行います。

栄養学科の卒業に必要な単位を修得した者は、卒業と同時に取得可能です。

栄養教諭一種免許状

栄養教諭は、管理栄養士または栄養士も免許をもって、学校給食や授業などで食育の推進などを行います。児童・生徒の成長に応じた望ましい食習慣の形成や、家庭での調和のとれた食事の指導などを行います。

栄養学科の卒業に必要な単位に加え、栄養教諭一種免許状の取得に必要な指定科目を履修することが必要です。

食品衛生管理者 【任用資格】

特に衛生上の考慮を必要とする食品を製造する施設には、専任の食品衛生管理者を置かなければならないこととなっています。

栄養学科の卒業に必要な単位を修得した者は、卒業と同時に取得可能です。

食品衛生監視員 【任用資格】

食中毒などの食品衛生上の危害を防止するために、営業施設等への立入検査や食品衛生に関する指導を行う、国や地方自治体等行政機関の公務員です。

栄養学科の卒業に必要な単位を修得した者は、卒業と同時に取得可能です。

国家試験対策

4年生を迎える時期に、先輩の合格体験談を全員で聞き、士気を高めます。その後、各研究室から選出された学生1名と教員5名から成る国家試験対策委員が中心となり、国家試験に向けた準備を進めていきます。

まずは、管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)を熟読し、過去問題に触れ、出題の傾向を分析します。受験する模擬試験や日程は、学生委員を中心に決定します。模擬試験後は、全国における受験生の偏差値とも比較しながら、勉強に励みます。

2022年度は、全員受験3回、任意受験3回、計6回の模擬試験を実施しました。

勉強方法

各自が使いやすい問題集、参考書を準備してコツコツ問題に取り組みます。模擬試験結果を参考に、苦手分野を克服して試験当日を迎えます。

模試の運営

  • 手続き等は国家試験対策委員の学生を中心に行います。教員も必要に応じてサポートします。
  • 学内での集団試験が主となります。(就職活動や何らかの理由がある場合は、自宅受験で対応)

模試結果のフィードバック

模擬試験の結果は、国家試験対策委員の教員から返却するとともに、学科の全教員で情報共有し、皆が合格できるよう支援します。

管理栄養士として活躍するために

管理栄養士国家試験に合格することも重要ですが、これまで習得した知識と技術を統合し、論理的な思考・判断につながる専門職業人しての実践力を身につけることを視野に入れた国家試験対策に取り組みます。

管理栄養士国家試験合格率(管理栄養士養成課程)

年度本学の合格率全国の新卒者
202097.1%92.4%
202193.9%91.3%
202294.1%92.9%
202390.3%80.4%